こないだの青黒テゼレット、色々と改善点もわかった。
・ほとんどの場合において、《飛行機械の組立工/Thopter Assembly(MBS)》より《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》の方が強い
・《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah(MBS)》はサクリファイスエンジンがないので微妙どころの騒ぎではない
・《キマイラ的大群/Chimeric Mass(SOM)》はすごく強い
・《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker(MBS)》もとても強い
・《大建築家/Grand Architect(SOM)》がケアされた途端、6マナ以降の重たいカードを順番に唱えるだけのデッキになってしまう
・《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》は強いんだけど、茶の枚数的に+1を外すこともある。そして必殺は茶が少ないので大して強くない

足すとしたら《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》や《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》あたりの序盤を耐えるカードと、4マナあたりの強力なアクション、ドローソースなどなど。ていうか《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》。

 それはそうと、茶の動きはかなり楽しいので、どうせならもっと茶に偏ったデッキを組みたくなってこんなデッキも作ってみた。

サンプルレシピ:青黒感染増殖デッキ
土地 23
《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》4
《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》4
《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple(ROE)》4
《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》4
《島/Island(SOM)》6
《沼/Swamp(SOM)》5

クリーチャー 11
《媒介のアスプ/Vector Asp(SOM)》4
《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》4
《核をうろつくもの/Core Prowler(MBS)》3

スペル 26
《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》3
《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》4
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》4
《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》2
《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》4
《光明の大砲/Lux Cannon(SOM)》4
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》3
《全ては塵/All Is Dust(ROE)》2

《媒介のアスプ/Vector Asp(SOM)》か《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》で最初の毒カウンターを与えた後は、《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》の増殖能力でじわじわと毒を増やして勝つデッキ。玉座とのシナジーが良い《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》、《核をうろつくもの/Core Prowler(MBS)》や、増殖で加速度的に強くなる《光明の大砲/Lux Cannon(SOM)》、《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》などを利用する。《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》は+1で有用なアーティファクトを探したり、各種感染クリーチャーを5/5にして一気に毒を増やしに行ったりする。最も強力なのはある程度アーティファクトを並べてからのテゼレット→増殖でテゼレットのカウンターを増やす→大マイナス の着地即超必殺コンボ。割とこれで10点くらいドレインして延命してくれたりする。
 ヴァラクート、吸血鬼、青黒コンとスパーリングした結果、見えてきたポイントがこんな感じ。

・《媒介のアスプ/Vector Asp(SOM)》は必要かどうか非常に悩まされるが、1マナ圏がこいつだけなのでマナ域的にも動きやすく、2ターン目に毒を与える手段としては超優秀。最悪玉座で食えばいいので無駄にもなりにくく、意外と活躍してくれた
・予想以上に増殖と《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》のシナジーが強烈。増殖連打でカウンターが4つや5つになるのはザラで、《全ては塵/All Is Dust(ROE)》や《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》にかかるマナの手助けになってくれる
・《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》は強かった。杯のおかげでマナは出るので、《伝染病エンジン/Contagion Engine(SOM)》も採用していい気がする
・《全ては塵/All Is Dust(ROE)》はテゼレットしか失うものがない超優秀全体除去。本来メインボードからは触りづらいエンチャントまで吹っ飛ばしてくれるため、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》についた《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》まで消せてとても強い
・《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》は強いのだが、こいつのためだけに現状青黒が入っている状況。とは言えこのデッキとのシナジーは計り知れないので外したくもないのだが……
・《光明の大砲/Lux Cannon(SOM)》はハマれば強いが、固めて引いた時に起動までのタイムラグが長いのが問題。各種増殖があれば無双なので、枚数は2枚くらいでいいかもしれない
・《核をうろつくもの/Core Prowler(MBS)》は通しても毒2つ、玉座でサクっても毒2つなので、最後の詰めに割と強い。素のスペックは低いので、《伝染病エンジン/Contagion Engine(SOM)》を採用するなら抜いてしまってもいい気もする
・《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》は強いようで弱いようで、でもやっぱり強い
・《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》はクリーチャー戦で2:1交換に用いたり、PWの忠誠カウンターを奪いに行ったりと汎用性の高いカード。現状ではこいつがいないと展開の速いビートダウンに対する対抗策がない

ここから調整するなら、まずは《伝染病エンジン/Contagion Engine(SOM)》の採用だろうか。吸血鬼とのマッチアップでは《全ては塵/All Is Dust(ROE)》のキャストまで耐えられるかどうかが鍵だったが、6マナ域で全体除去らしいことができるエンジンがあれば少し楽になるか……ならないか……。青黒コン相手なら玉座さえ通してしまえばかなり楽。相性は良かったと思う。ヴァラクートは正直かなり辛かったが、こちらの妨害はほとんどないので《光明の大砲/Lux Cannon(SOM)》が動き出せばワンチャンある。
 結論としては、かなり面白いデッキなので調整して大会に持ち込みたいと思ってたり。現段階では《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》を必要としていないのも大きいな! アーティファクトフィーチャーブロックだけあって層も厚く、選択肢が広いのも楽しい。各種ビッグマナへの対策を練って、サイドボードできっちりビートダウンに対策出来れば、アーティファクト増殖デッキがトーナメントシーンで活躍する日も多分近い! 多分!

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